炭水化物は、糖質と食物繊維に分けられます。ここでは糖質についてまとめます。
糖質はエネルギー源

糖質はからだを動かすエネルギー源として使用されます。現在、炭水化物はダイエットの敵として認知されがちですが、炭水化物には種類があるので内容を知ることが大切です。
単糖類
ブドウ糖などのことで、ジュースなどに使用されます。飲みすぎに注意します。
多糖類
単糖が集まってできたもの。ヒアルロン酸、グルコマンナン、セルロース、でんぷんなどのことです。
少糖類
少糖類は、たまねぎやゴボウ、母乳に含まれます。オリゴ糖などのことで、腸内細菌のビフィズス菌をふやします。甘みが少ないのが特徴です。
二糖類
ショ糖(白砂糖)、麦芽糖、乳糖などのことです。サトウキビやテンサイなどからつくられます。
炭水化物が不足すると

炭水化物を制限しすぎると、からだがだるくなったり、集中力が低下します。さらに、自律神経のバランスも崩しやすくなります。
炭水化物のとり方のポイント
単糖類(ジュースなど)は、すぐに体内に吸収され、血糖値が急上昇します。そのため、単糖類はなるべく控えるようにします。
糖質をエネルギーとして効率よく使用するためには、ビタミンB群を一緒にとります。
炭水化物は、過剰に摂るとインスリンの分泌が増えて、ブドウ糖が貯蔵されやすくなり、肥満になります。また、早食いや就寝直前の食事も肥満の原因になります。
甘味料について

砂糖の代わりとして、さまざまな甘味料が使われています。
①でんぷん由来の甘味料
ブドウ糖、果糖、麦芽糖などです。
②糖アルコール
マルチトール、ソルビトール、キシリトールなど。天然甘味料植物の葉や果実に含まれる甘み成分を使用した甘味料のことです。
③合成甘味料
化学合成によってつくられた甘味料です。甘みが強いのが特徴で、アステルパーム、スクラロース、サッカリンなどが含まれます。
甘味料のとり方のポイント

甘味料は、砂糖よりも強く甘みを感じることができるので、使用量を砂糖よりも減らすことができます。そのため、ダイエットや糖質制限に使用されます。ただし、体質によって下痢などを起こすことがあるので様子を見ながらとるようにします。