エネルギーや治癒力をあげる亜鉛

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亜鉛はミネラルのひとつで、全身の300もの酵素をはたらかせる役割があります。また、酵素、タンパク質、コラーゲンをつくるにも欠かせません。さらには、老化やがんを抑えたり、傷や潰よう、皮膚炎の治癒にもかかわります。

亜鉛は腸で吸収されたあと、骨や筋肉に蓄えられますが、もっとも不足しやすいミネラルともいえます。

亜鉛のさまざまなはたらき一覧



皮膚の新陳代謝をうながす

亜鉛は傷を治癒し、赤みを帯びた皮膚炎、にきびを抑える作用があります。亜鉛が不足すると、皮膚の色素沈着をおこしやすくなります。また、亜鉛の吸収障害は腸性四端皮膚炎(遺伝性疾患のひとつ)の原因にもなります。

※亜鉛不足による病気「亜鉛欠乏症候群」

「亜鉛欠乏症候群」は亜鉛不足によりおこる疾患で、代表的な症状は皮膚炎、下痢、脱毛です。脱毛は多くの人にあらわれ、後頭部や側頭部、もしくは頭の全体が脱毛することもあります。

さらに手や足、顔(目の周り、口の周り、耳、鼻の中)に紅斑やただれがおこります。また、下痢や嘔吐もおこることがあります。治療では亜鉛をしっかりとる必要があります。

亜鉛で視力を維持する

亜鉛は視力に関わる成分(ロドプシン)をつくります。レチノールからレチナールへの代謝を促し、眼の暗さへの順応(暗順応)をしやすくします。

亜鉛による爪の代謝の促進

爪をみてみると、白い斑点があらわれることがありますが、これは亜鉛不足によるものです。

性ホルモンの調整

亜鉛は性腺を発育させ、月経困難症や、不妊の改善をします。



うつ症状などを和らげる

亜鉛はストレスで疲弊した脳の鎮静をします。GABAやドーパミンといった神経伝達物質を調節し、抑うつ症状などを緩和します。

必須脂肪酸をつくる

炎症の原因になる脂肪酸(リノール酸)を代謝します。からだに必要なγ-リノレン酸、DHA、EPAなどの必須脂肪酸や、生理活性物質の生成を促します。生理活性物質は脂肪酸を代謝したもので、皮脂の産生をうながし、炎症を抑えるものもあります。

アトピー性皮膚炎のある人は、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB群とタンパク質を多くとるようにします。

他に、免疫力、ホルモンの分泌や合成にも亜鉛が関わっています。

亜鉛不足による症状一覧

  • 前立腺肥大
  • 目の症状(夜盲症、黄斑変性症)
  • 皮膚の症状(皮膚炎、角化症、脂性肌、皮膚線状)
  • 髪の症状(脱毛、髪のツヤが無くなる)
  • 爪に白い斑点ができる
  • 無気力、抑うつ症状
  • 傷の治りが遅い
  • 免疫力の低下、感染症
  • 性腺機能低下
  • 食欲不振、下痢
  • コラーゲン不足による関節炎
  • アレルギー性鼻炎
  • 耳の症状(耳鳴り、メニエール症候群)など

不足しやすい亜鉛の上手なとり方

たくさん汗をかいたり、飲酒やカフェインの摂取により亜鉛は簡単に不足します。

糖尿病では尿糖といっしょに、亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが排泄されやすくなり、不足しやすくなります。

亜鉛の1日あたりの推奨摂取量は7~10mg。100mgを超えると中毒症状が出現します。

亜鉛の吸収を促す栄養素

・動物性たんぱく質、クエン酸、ビタミンC

これらは、亜鉛といっしょにとると吸収率がよくなります。

亜鉛の吸収を妨げる

  • スナック菓子、インスタント食品 : これらに含まれる物質(ポリリン酸、フィチン酸)は、亜鉛と結合して吸収を妨げます。
  • 多量のカルシウム : 亜鉛の吸収率をさげます。ただし、摂取する時間をずらせば大丈夫です。
  • アルコールの過剰摂取 : アルコールは亜鉛を多く消費します。
  • 激しい運動や発汗
  • ストレス
  • 月経前、ピル服用中
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