肝機能

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肝臓は、体の“化学工場”です。 体に必要なものを合成し、不要なものを分解しています。肝臓に障害が起こると、 からだ全体のトラブルとなります。

肝機能とは

肝臓は、胆汁をつくったり、有害な物質を無害なものに変えるなど、とてもたくさんのはたらきがあります。ここでは肝機能について、3つの項目を紹介します。

肝機能の保健指導の基準

肝機能の検査値指導の基準
AST(GOT)
幹細胞や筋肉に多い酵素。
肝臓や心臓のダメージで高値になります。
31U/l以上
ALT(GPT)
脂肪肝やウイルス性肝炎で、AST(GOT)よりも高くなります。
31U/l以上
γ-GTP(GGT)
アルコールや薬剤などによる肝障害の指標になります。
51U /l以上

AST (GOT)

アスパラギン酸とグルタミン酸の利用をうながす酵素です。肝臓、 筋肉(心臓の筋肉も含む)、赤血球内で働いています。しかし、これらの組織が壊れると血液中のAST(GOT)が高まります。

ALT (GPT)

ピルビン酸とグルタミン酸の利用を促進する酵素です。肝臓に多く存在しています。脂肪肝やウイルス性肝炎では、AST (GOT)より高くなるのが特徴です。

γ-GTP

アミノ酸の移動を助ける酵素です。アルコール性肝炎、胆道閉塞、脂肪肝で高くなります。

肝臓のはたらき

肝臓がつくるものはたくさんあります。例えば、コレステロールやアルブミン、ケトン体、消化液のもとになる胆汁酸などをつくります。 また、肝臓はアルコールやアンモニアを分解する解毒作用があります。

肝機能と病気との関係

肝機能の悪化する原因は、アルコール、肝炎ウイルス、糖からつくられる脂肪、薬物の副作用などがあります。

アルコール性肝炎

アルコール性肝炎ではAST (GOT)とy-GTPが大きく上昇します。また、糖も関係するため、糖質を多くとっているとy-GTPが高くなることがあります。

最近は女性のアルコール依存症も増えているのですが、早期異常が見落とされやすい傾向にあります。

ウイルス性肝炎

ウイルス性肝炎にはA型、B型、C型などがあります。A型はおもに食材から感染しますが、症状は一時的です。 B型とC型は血液で感染します。 50歳以上の人では、かつての注射のまわし打ちが原因となっていることがあります。

B型とC型のウイルスは体内に長く残りやすいです。 B型は免疫力が下がったときに、突然発症して劇症肝炎を起し、命を落とすことがあります。

C型は徐々に肝臓をむしばんでいき、肝炎から、肝硬変、肝がんへと進行していきます。

非アルコール性肝炎・脂肪肝

糖質の摂取が多いと、 余ったブドウ糖は肝臓に中性脂肪として蓄えられます。通常は、夜間や空腹時に分解されてエネルギーとして使われるのですが、糖質が過剰だと脂肪肝となります。

そして、脂肪肝を放置すると肝細胞が破壊され非アルコール性肝炎になります

薬剤性肝炎

薬剤は肝臓に負担をかけるため、肝機能障害を起こすことがあります。肝機能の副作用は突然現れるため、どんな薬でも服薬中は気を付ける必要があります。

肝機能の改善のための生活アドバイス

アルコール摂取量を控え、また、食べ過ぎに注意します。また、一度はB型およびC型の肝炎ウィルス検査を受けることもおすすめします。服薬中は、肝機能異常がみられたら必ず医師の指示にしたがい、薬を中断、または薬の量を減らします。





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